1:アルミニウム箔(以下箔と称す)とは
イ)古くは銀紙と呼ばれていたが近年はアルミホイル(aluminium foil)名が一般的
ロ)箔の用途は各種包装(たばこ、チュウインガム、チョコレート、錠剤、レトルト等)や
コンデンサー、クーラーのフィン材、電線被覆などに用いられる。
ハ)厚さ0.2mm(200μm)以下を箔と称し、これを越えるものはアルミニウム板という。
(JIS規格「JIS H4160「アルミニウム及びアルミニウム合金はく」で規定)
尚、流通する最薄の箔の厚さはコンデンサー用の0.0055mm(5.5μm)である。

2:材料(純度・合金組成)
通常純度が99.00%の純アルミニウムのほか、成形性を目的とした材料に、マンガンや
マグネシウムを添加した3003,3004合金がある。
又、高加工性、高強度付与の為鉄を添加した8021、8079などがある。

3:調質(質別)
箔は圧延されることにより加工硬化し硬くなるため、焼きなまし処理をしてやわらかくする。
圧延直後  ⇒H-18材(硬質箔)・・・表面に圧延時の油が残っている。
焼きなまし後⇒O材(軟質箔)焼きなまし処理熱(約450℃)で油は除去されている。
*O材(おーざい)と読む。

4:表面光沢
箔の圧延工程: 粗圧延⇒中間圧延⇒ダブリング⇒仕上げ圧延⇒セパレーティング
⇒焼鈍処理
表面光沢は圧延時研磨され圧延ロールの光沢が箔に転写することで出来る。
ダブリング工程にて2枚に重ねられた箔は、仕上げ圧延終了後セパレートすると、
ロールに接した面は光沢があり、箔同士の内側は光沢がなく消面となる。
*アルミ箔には光沢がある面を「光沢面」と言い、光沢が無い面を「消面」と言います。

5:巻取品と平判品
巻取品:指定の巻芯を軸にコイル状に巻き上げられたもの。
*主にラミネートやコーディング用との為に用いられる。
平判品:箔単が主体で、裁断上合紙と称して薄い紙が箔の間に挿入されている。
*レストランやホテル等で大量に使用されるアルミホイルなどは予め
所定の寸法に裁断されたものが使用されていることが多い。
*プリント基板業界では150μm程度の厚みのものが使用されている。

6:箔の透湿度
アルミ箔は金属の為、一般包装材料に比較すると湿気やガスを通さない
性能に優れている。しかし、薄手の箔になると圧延時の物理的な要因で発生する
ピンホールの為、バリヤー性が低下する、因みに他材料と比較してみる。

アルミ箔9μ…0〜1 防湿セロファン…50〜70 PET8μ…26
アルミ箔20μ…0〜0.1 クラフト紙…2000 > ポリ90μ…7
アルミ箔25μ…0 塩ビ20μ…157 サラン40μ…2.5

(透湿度単位:g/㎡/24hr)条件40℃/湿度90%

7:箔の重量算出方法(アルミ材質1N30の比重は2.71)
巻取り品の例:50μ×500mm×100mの場合
mmに単位をそろえて体積を計算:0.05mm×500mm×10,000mm=2,500,000mm
体積に比重を乗じて重量を算出する:2,500,000?×2.71=6,775,000mg
6,775,000mg/1,000⇒6,775g/1,000⇒6.775Kg/Coil

8:アルミ箔の軟化点と融点
アルミ箔軟化点:660℃
アルミ箔融点:660℃
溶解鋳造点:1300℃
融点(ゆうてん、英語:melting point)とは、固体が融解し液体化する温度のことをいう。

 

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