京風:祝い箸(祝箸) 関東風:祝い箸(祝箸)
関東風の箸紙には、お箸を箸紙の上部から差し入れます。
これに対して、京風(京)では、
お箸を【ヘギ入り箸紙の下部】から差し入れます。

つまり、違いは、京風は、
ヘギ入りの箸紙で関東風は、ヘギが無い点。

京風と関東風は、箸紙が異なり箸の差し入れ口が違う点です。

おせち料理の取り箸用に箸紙に書く名前も
京風(京)と関東風(江戸)では異なります。

京では、取り箸用の箸紙に「組重」と書き記します。
江戸では、取り箸の箸紙に「海山」と書き記します。

生産地の違い
市場には、日本製と外国製の祝い箸が販売されています。

 

祝い箸(祝箸)の使い方
準備 大晦日に家長がすべき事

大晦日には、家長がお正月を迎える準備を
しなくてはいけません。
お正月を迎える準備の手順は下記の通りです。

家長が大晦日にお正月に使う祝い箸(祝箸)の箸紙に家族の名前を書き記します。
家族には、家族の個々の名前を箸紙に
書き記します。
家長の箸紙には、「主人」書き記します。
おせち取り分ける箸の箸紙には
関東では「海山」
関西(京)では「組重」と書き記す。
お客様の箸紙には、「上」と書き記す。
*名前を書いた箸紙(箸袋)に
両口箸(両細箸)を差し入れる。
■名前を書き両口箸を差し入れた箸紙を
神棚に供える。

┃備考┃
★家長が祝い箸(祝箸)の箸紙に
家族の名前を書き記す事は、
家長が1年に1度各家庭に訪れる
歳神様に対して
「これから一年家族をお守りください。」
とお願いする意味があります。

★お正月の料理を取り分ける
お箸の箸紙に書く文字
「海山」(関東の場合)の意味は、
歳神様に備えた「節供(せちく)」
のお下がりを
家族みんなで頂くという神事の名残です。
*海の幸、山の幸を揃えた料理を取り分ける
お箸を納める箸紙だから「海山」
と言われています。
★京(関西の京都)では、取り箸用の箸紙に「組重」と書き記す意味は、
おせちが重箱詰めに移行され、
壱の重、弐の重、参の重等の
重箱の組重から来たと言われています。

お正月 お正月の祝い箸(祝箸)の使い方

大晦日に家長が家族の名前を書き記し、
神棚に備えておいた
自分の名前が書かれた祝い箸(祝箸)
元旦に使用します。
★祝い箸は、使用した後、
自分で清めて(洗って)から
箸袋に納めて下さい。

■祝い箸の使用期間は
松の内(元旦~1月7日)、もしくは
三が日(元旦~1月3日)の間
自分の祝い箸を使用します。

使い終えた祝い箸(祝箸)は
小正月(1月15日)
”どんど焼き”の時
注連飾り(しめかざり)などと共に
祝い箸(祝箸)を氏神様(氏神神社)
に持参して燃やす
のが習わしです。

┃備考┃
★氏神神社とは、自分が居住する地域の
氏神さまをお祀り(おまつり)する
神社の事です。
*この神社の鎮座する周辺の一定地域に
居住する方を氏子(うじこ)と称します。
*元来、氏子とは、
氏姓(しせい)を同じくする氏族の間で、
自分達の祖神(そしん=神として祭る祖先や、
氏族に縁の深い神社を氏神と
称してきたことに由来し、
この血縁的集団を氏子と呼んでいたとの事。

★歳神様(としがみさま)又は、
歳徳様(としとくさま)
*日本の文化には、ふるくより
歳神様が年の初めに各家庭を訪れると
信じられてきました。
*歳神様は、その年の一年を司る神様です。

お箸使いのたしなみ

■「箸先五分、長くて一寸」

日本では、古くから上記の言葉が
「人としてのたしなみ」と
言い伝えられています。

「箸先五分、長くて一寸」とは、
食事をいただく時、
なるべく箸先を汚さない事が
「人としてのたしなみ」とされてきました。
*一寸とは、3.03cm、
五分とは一寸の半分、

つまり、
食事を頂く時は、お箸の先の1.5cmを使い
食事をいただく事がたしなみですよ。
との教えです。
*お箸の先は、長くても3cmまでを使い
食事してくださいね。