大晦日に家長がすべき事。

大晦日には、家長がお正月を迎える準備を
しなくてはいけません。
お正月を迎える準備の手順は下記の通りです。

■家長が大晦日にお正月に使う祝い箸(祝箸)の箸紙に家族の名前を書き記します。
*家族には、家族の個々の名前を箸紙に
書き記します。
*家長の箸紙には、「主人」と書き記します。
*おせちを取り分ける箸の箸紙には、
関東では「海山」、
関西(京)では「組重」と書き記す。
*お客様の箸紙には、「上」と書き記す。
*名前を書いた箸紙(箸袋)に
両口箸(両細箸)を差し入れる。
■名前を書き両口箸を差し入れた箸紙を
神棚に供える。

┃備考┃
★家長が祝い箸(祝箸)の箸紙に
家族の名前を書き記す事は、
家長が1年に1度各家庭に訪れる
歳神様に対して
「これから一年家族をお守りください。」
とお願いする意味があります。

★お正月の料理を取り分ける
お箸の箸紙に書く文字
「海山」(関東の場合)の意味は、
歳神様に備えた「節供(せちく)」
のお下がりを
家族みんなで頂くという神事の名残です。
*海の幸、山の幸を揃えた料理を取り分ける
お箸を納める箸紙だから「海山」
と言われています。
★京(関西の京都)では、取り箸用の箸紙に「組重」と書き記す意味は、
おせちが重箱詰めに移行され、
壱の重、弐の重、参の重等の
重箱の組重から来たと言われています。
お正月 お正月の祝い箸(祝箸)の使い方

■大晦日に家長が家族の名前を書き記し、
神棚に備えておいた
自分の名前が書かれた祝い箸(祝箸)を
元旦に使用します。
★祝い箸は、使用した後、
自分で清めて(洗って)から
箸袋に納めて下さい。

■祝い箸の使用期間は、
松の内(元旦~1月7日)、もしくは、
三が日(元旦~1月3日)の間、
自分の祝い箸を使用します。

■使い終えた祝い箸(祝箸)は、
小正月(1月15日)の
”どんど焼き”の時に
注連飾り(しめかざり)などと共に
祝い箸(祝箸)を氏神様(氏神神社)
に持参して燃やすのが習わしです。

┃備考┃
★氏神神社とは、自分が居住する地域の
氏神さまをお祀り(おまつり)する
神社の事です。
*この神社の鎮座する周辺の一定地域に
居住する方を氏子(うじこ)と称します。
*元来、氏子とは、
氏姓(しせい)を同じくする氏族の間で、
自分達の祖神(そしん=神として祭る祖先や、
氏族に縁の深い神社を氏神と
称してきたことに由来し、
この血縁的集団を氏子と呼んでいたとの事。

★歳神様(としがみさま)又は、
歳徳様(としとくさま)
*日本の文化には、ふるくより
歳神様が年の初めに各家庭を訪れると
信じられてきました。
*歳神様は、その年の一年を司る神様です。
お箸使いのたしなみ